誰といても何処にいても心地よく

ご友人や会社関係の方が遊びに来ることが多いというお施主さま。「拡がるリビングの家」というコンセプトで、ゲストを招くときも、家族で過ごすときも心地よくいられるリノベーションを実現しました。特にこだわったのはキッチン。ゲストと話しながら料理できるようにオープンタイプにし、ダイニングテーブルと一続きになっています。さらにおもてなし料理を作ることの多い奥様のご要望で設備にもこだわり、コンロは火力の強い海外製のものを。レンジフードもコンロに合わせて特注しています。

さらに、ご主人がお仕事する横で、お子さんが宿題をするなど、家族が使えるワークスペースを窓辺に設置。廊下には家族で座って本を読めるような本棚のあるスペースを作りました。家族でいるときも心地良く過ごせるような仕掛けが散りばめられています。

こちら、お施主様ご指定の設計会社があったため、QUMAは施工会社として関わった案件です。そのため、設計会社やお施主様との確認が多くなることも。それら一つ一つに丁寧に対応し、綿密なコミュニケーションを心掛けました。さらにQUMAが予算調整を担っていたため、お施主様のご予算に合わせてコストダウンの方法をご提案。デザインにこだわりつつも掛け削りを意識しています。

掛けた部分については、大きく「キッチン」と「壁の特殊塗装」です。キッチンは前述の通り、設備にこだわり、造作も多い箇所に。またリビングの壁は特殊な塗装をすることでニュアンスのある雰囲気を叶えました。廊下の壁も本物の木を貼り重厚感漂う空間に。その分、できるところは施主支給にしたり、既製品と造作をうまく組み合わせることでコストが下がるよう工夫しています。