間取り変更リフォームの費用相場って？暮らしやすさを叶えた事例もご紹介！

間取り変更リフォームには、どのようなメリットがあるのかみてみましょう。

間取り変更リフォームは、日々の生活の中で感じる住みづらさや不便を解消できます。
たとえば、以下のような間取りの不便さ。

⚫️LDKが狭い
⚫️居室のレイアウトが使いにくい
⚫️水まわりが離れていて家事が大変
⚫️玄関からLDKが丸見え
⚫️収納が少なくて散らかりがち

毎日感じるこのような不満はやがてストレスとなり、暮らしの質は下がってしまいます。
間取り変更リフォームを行うことで暮らしやすい住まいへと生まれ変わるので、おうち時間はより豊かで楽しくなるでしょう。

以前は理想の間取りだったとしても、ライフスタイルや家族構成の変化、そして年齢を重ねるにつれて、求める間取りや暮らし方は変わるもの。

⚫️子どもが増えて個室の数が足りなくなった
⚫️子どもが独立したから居室を減らしてLDKを広くしたい
⚫️在宅ワークスペースが必要になった
⚫️老後に向けて段差がなく間口が広い部屋にしたい

ライフスタイルが変わったタイミングで間取り変更リフォームをすることで、新しい“理想の暮らし”を叶えられます。

間取り変更リフォームの魅力は、動線を整えて家事効率をアップできること。

「キッチンと洗面所が離れていて家事を同時進行しにくい」「洗濯機から干す場所までが遠くて負担」「買い物から帰ってきて、玄関からキッチンまで運ぶルートが長い」など、家事動線の悪さは間取り変更で改善できるのです。

キッチンと一直線に並ぶ洗面所や浴室、洗う→干す→たたむ→しまうまでが1箇所で完結するランドリールーム、玄関からパントリーへ直接アクセスできるルートなど、家事効率アップにつながる間取りを目指しましょう。

間取り変更リフォームの際、必要な場所に適切な大きさの収納をつくれるのもメリットです。

たとえば、アウトドア用品を収納できる土間収納をつくる、LDKに必要なアイテムや雑貨をまとめてしまえる大型の造作棚を設けるなど、「ここにこんな収納があると便利なのに！」というあなたの理想を叶えられます。

家族にとって使いやすい理想的な水まわりに変えられるのも、間取り変更リフォームならでは。

⚫️閉塞的な独立キッチンや壁付けキッチンから、家族との会話を楽しみながら料理できるアイランドキッチンへ変える
⚫️帰宅後すぐに手洗いやうがいができるよう、廊下に洗面台を設ける

使いやすさはもちろん、家族の理想的な暮らし方や生活習慣に合わせて、水まわりの間取りをオーダーメイドで変更できます。

間取り変更リフォームは、建物の構造によって自由度が変わるため注意が必要です。
とくに水まわりの間取り変更は、給排水管やダクトの位置によって希望どおりにリフォームできない可能性も。

また、マンションの管理規約では『水まわりの設備の移動禁止』『配管の交換禁止』など、独自のルールが設けられている場合もあります。専有部分のリフォームでも管理組合への申請が必要なので、事前に管理規約をしっかり読んだうえでリフォームを検討しましょう。

リフォームを検討する中で、一番気になるのは費用ですよね。ここでは、間取りを変更する際に必要な工事と、その費用相場を解説します。

間取り変更リフォームで一番多いのが、間仕切り壁の設置や撤去。
間仕切り壁の設置は1箇所8〜25万円、撤去は7〜23万円とほぼ同じくらいの費用相場となっています。

間取り変更に伴い、壁や天井、床を張り替える工事も必要になります。
壁や天井などのクロス張り替えは、1,200〜1,700円／㎡が相場。

床の素材別費用相場は、次のとおりです。
⚫️合板フローリング：4,000〜8,000円／㎡
⚫️無垢フローリング：6,000〜2万円／㎡
⚫️畳：5,000〜2万円／畳

間取りを変更して新たに部屋をつくる場合は、ドアを増設します。費用相場は、1箇所10〜25万円。

また新たに収納を設ける場合、クローゼットの新設は10〜50万円／箇所、ウォークインクローゼットは20〜80万円が費用相場です。

間取り変更リフォームでは、間仕切り壁に室内窓を設けるのも人気。
室内窓を設ける場合、1箇所10〜20万円が相場です。

水まわりのリフォーム費用相場は、次のとおりです。
⚫️キッチン：40〜100万円
⚫️お風呂：40〜120万円
⚫️洗面：10〜40万円
⚫️トイレ：10〜30万円

水まわりのリフォームは、設備のグレードやサイズによって費用が大きく変わります。また、水まわりの位置を移動する間取り変更リフォームは、上記の費用以外にも配管工事・電気工事費用などがかかります。

間取り変更リフォームに伴い、節水型トイレなどのエコ住宅設備を設置した場合、5〜60万円の補助金（こどもエコすまい支援事業）が受けられる場合があります。

また、エコ住宅設備の設置と同時に行う『子育て対応リフォーム』や『バリアフリーリフォーム』も補助金の対象となります。

補助金を上手に活用して、お得に間取り変更リフォームを行いましょう。

ここでは、QUMAが手がけた間取り変更リフォームの事例を紹介します。理想の暮らしを叶えるためにこだわった部分などを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね！


リビング横の洋室を取り壊し、広々としたLDKへ間取りを変更したF様邸。独立L字型キッチンから、家族とコミュニケーションが取りやすいオープンキッチンへとリフォームしました。

開放的なLDKは、清々しい風と光がたっぷり入る気持ちのよい空間。リビングの一角にお子さんの遊ぶスペースを設け、料理中も見守りやすい環境を整えています。

寝室には新たに間仕切り壁を設けて、ウォークインクローゼットを設置。クローゼットの奥にはワークスペースを設けて、ライフスタイルの変化に対応した間取りに変更しました。

もともと和室が2部屋ある2LDKだったH様邸。和室1部屋を取り壊し、広々としたLDKへ。もう一つの和室は、洋室へとリフォームしました。

リビングの広さと居心地のよさを優先した間取りづくりで、キッチンはあえて壁付けキッチンのまま。リビング横の寝室には室内窓を設けて、開放感を高めています。室内窓の横にはベビーベッドを置いていて、お子さんの様子を見守りやすいレイアウトにしています。

間取り変更に伴い、寝室のドアも新設。ホテルライクなLDKの雰囲気に合わせて、ドアと室内窓の枠は落ち着いた色合いでまとめました。

キッチンや居室の位置を大幅に変更したM様邸。コストも個性も妥協せず、理想の暮らしとこだわりを叶えるために大胆な間取り変更リフォームを行いました。

バルコニー側にあったコの字型のキッチンは、II型の対面キッチンへ。メーカーのシステムキッチンは採用せず、モルタルの天板にコンロをのせた造作キッチンを設けました。

DIY好きのM様ご夫婦は、壁と窓枠の塗装・キッチンのタイルや水まわりの飾り棚をDIY。お二人で作業を楽しみつつ、コストカットも実現しています。

山登りやキャンプが好きなお二人は、たくさんのアウトドアグッズをしまい込めるウォークイン土間収納を新設。
自分たちの持ち物を把握したうえで、必要な場所に適切なサイズの空間をつくり込めるのは、間取り変更リフォームならではの魅力です。

間取り変更リフォームは、いわば“住まいの第二章”。これからの生活を見据えて、あなたのライフスタイルにはどんな間取りが合うのか、どんな生活を送りたいのかを具体的に考えてみましょう。

QUMAでは、理想の暮らし方やライフスタイルをとことんお聞きして、あなたに最適な間取りをご提案します。お問い合わせボタンから、お気軽にご相談ください！