『はたらく』『ととのう』ホテルリノベーション

コロナで休業していたホテルを再稼働させるために共用部分をメインにリノベーションしました。もともとビジネスホテルだったこともあり、働く人をターゲットにワークスペースとサウナスペースをデザイン。さらに受付を無人化することで効率化も実現しています。

光の入りにくい建物だったこともあり、ワークスペースは開放感を出すため天井はむき出しに。ただ、全てをむき出しにするのではなく、一部にすることで配線などを隠し、スタイリッシュな空間を演出。サウナや受付も同様に築年数を感じさせないデザインに生まれ変わりました。

サウナは専門の業者と協働し、入れる人数や水・空気の循環などの計算を綿密に行って設計しました。クライアント様や宿泊者、デザイナー、業者などさまざまな視点から考え、調整することで満足度の高い施設を作ることができました。

サウナストーブや水風呂冷水機など、サウナ設備については、お金を掛けようと思えばいくらでも掛けられてしまうため、しっかりと機能性のあるものは取り入れつつ、必要以上にコストを掛けすぎないことを意識。その他、ワークスペースの椅子はホテルにもともとあったものを利用したり、壁は天井まで作らず半個室にすることでコストダウン。半個室のワークスペースは圧迫感を感じないという利点も。