リノベーションとは？基礎知識と実例を合わせてわかりやすく解説！

リノベーションのほかにも、リフォームという言葉も似たような意味で使われることが多いですが、最初にこれらの違いをわかりやすく説明します！

リノベーションには、「更新」「修復」といった意味があり、もともとあった建物を住む人の暮らしやすさに合わせて変えていくことを指します。

部屋をおしゃれにするというイメージを持たれる方も多いと思いますが、住まい手にとって暮らしやすくするために、問題点やマイナス面をプラスに変えて、住む人らしさを形にしていくのがリノベーションです。

生活導線に合わせ間取りを見直したり、新たな機能を取り入れたりすることで、快適な暮らしを送れるようになります。

リフォームは、古くなった壁や床の張り替えやお風呂を新しくするなど、老朽化した箇所を新築同様に戻すことが目的です。

それに対しリノベーションは、「キッチンを広くしたい」「子供部屋を増やしたい」など間取りの変更から工事を行います。

機能的でより快適な暮らしに寄り添った「自分好み」に改造するという点が大きな違いといえるでしょう。

自分好みに住まいを変えられることが魅力のリノベーションですが、持ち家や中古物件のリノベーションを検討するにあたり、わかりやすい3つのメリットとデメリットを知っておきましょう。

まずはリノベーションのメリットをみていきましょう。

住む人に合った設計ができる
リノベーションの最大の魅力は「自分好みにできる」こと。
家事効率をよくしたいから水回りを集めたい！ 北欧テイストに雰囲気を変えたい！ など、雰囲気をがらりと変えられます。

リノベーションを検討される際に、多くの方が収納にお悩みをお持ちです。
衣類や書籍、趣味のアイテムなど、収納したいものもさまざまですが、それぞれに合ったサイズの収納をつくり、より住みやすい住空間をつくることができます。

新築より好条件の住宅を選べる
新築は土地探しからはじめなくてはならず、人気エリアにはすでに住宅が建てられていることが多いですよね。
中古の住宅であれば、立地のよい住宅が売りに出されていることもあるので、内装や間取りを自分好みにリノベーションすれば、選択肢が広がります。

新築より費用をおさえられる
中古のマンションや一戸建てのリノベーションをする場合、新築を購入するときよりも20～30％費用を抑えられます。
ただし、築年数が古いほど修繕しなければいけない箇所も多くなるため、費用は高くなる場合もあります。

つぎにデメリットも確認しておきましょう。

住むまでに時間がかかる
リノベーションをする場合、物件を購入してから、手続き・設計や施工が始まるため、住み始めるまでに時間がかかります。
物件や施工範囲にもより異なりますが、約3〜6ヶ月かかるでしょう。

ローンの金利が高くなる
持ち家をリノベーションする場合は、住宅ローンではなくリフォームローンを組む必要があります。
一般的に住宅ローンと比べ、少し金利が高くなります。

リノベーションができない部分がある
戸建ての場合は、2階建てを3階建てへの変更が出来ない物件があります。
マンションの共用部分（玄関のドア、ベランダ、窓、配管など）はリノベーションが出来ないので注意しましょう。

リノベーションを検討するときに、一番気になるのは費用のことですよね。費用については、工事の範囲によって大きく変わります。
リノベーションの種類と平均的な予算・工事期間について、わかりやすく解説します。

費用相場：1,200～1,500万円
工事期間：2～4ヶ月程度
柱や床などの骨組みは壊さず、全体に手を加えるのがフルリノベーション。
戸建ては構造や築年数によって費用が大きく変わります。一方、マンションをリフォームする場合は、約600～1,000万円が相場といわれています。

費用相場：200万円～
工事期間：1週間～2ヶ月程度
キッチン・ダイニングのみの位置変更、部屋を広くするための壁の取り壊しなど、部分的なリノベーションで、変更箇所によってはコストを抑えてリノベーションが可能です。

費用相場：1,000～2,300万円
工事期間：2～4ヶ月程度
ゼロから自由な設計でリノベーションを依頼するのがオーダーメイド型。
あらゆる設備やデザインを取り入れられ、生活導線を考慮したつくりに変更したり、趣味を思いっきり楽しむための空間を作るなど、ライフスタイルに合わせた自分好みのお部屋づくりを叶えます。
そのため、打ち合わせから完成までは、4～5ヶ月ほどかかる事もあります。

費用相場：30～200万円（一箇所）
工事期間：1週間～2ヶ月程度
パッケージ型は、リノベーションの範囲がある程度決められていて、素材や施工箇所などを一定の範囲内から選びます。
費用を抑えられる点や、打ち合わせから完成までの期間が短いのはメリットですが、自分好みのリノベーションを叶えたい人は、オーダーメイド型を検討しましょう。

さまざまな種類があるリノベーションですが、住まいをより自分好みにかえられるのが『オーダーメイド型リノベーション』です。ここでは、これまでQUMAが手がけてきたオーダーメイド型リノベーション事例をご紹介します。

I様邸／３人暮らし

都内でご夫婦とお子様と3人暮らしのI様。どんなタイミングでも、家族全員が気持ちよく暮らせる空間づくりが完成した実例をご紹介します。

家族全員が気持ちよく家事ができて、子育て夫婦ならではの目線で整えたキッチンや収納がスッキリとしたリノベーションです。
ダイニングと距離が近いキッチンは、家族の会話を楽しみながら料理ができる空間に。

キッチンとダイニングの間に一人がけのデスクが個性的な設計。忙しくなりがちな共働き夫婦ならではの、ちょこっと仕事ができるデスクをみんなが集まるダイニングに。
コミュニケーションの絶えない、家族３人が便利で暮らしやすい住空間が完成しました。

T様邸／１人暮らし

収まりきらない持ち物の行き場を、部屋の構造とサイズに合わせたオンリーワン収納で作ったリノベーション実例をご紹介します。

リノベーションで収納を増やし、今までクローゼットに収まらなかった荷物をすっぽり収納。家具を買い足さずに済み、好みの無機質でさっぱりとした空間を叶えました。
もともと収納で区切られていた2つの部屋を打ち抜き、リビングダイニングとベッドルームをすべてひとつの部屋に。壁一面大きな引き戸の収納と思いきや、テレビテーブルを兼ね備え、無駄のない空間活用に成功！

一番左は廊下につながる扉でもあり、隠し扉のような遊び心も取り入れた、一石三鳥なアイデアシステム。引き戸であることもこだわりポイントで、開けっ放しになっても扉が開閉するスペースを取らず、いつでもすっきりと見せることができます。

「とにかく生活感を出さない」という希望を突き詰めた、好みを詰め込んだ自分らしい住まいが叶いました。

M様邸／２人暮らし

アクセスや広さ、眺めなどなど、お二人の希望にぴったりの物件と出会い購入を決断。さらに理想を追求したリノベーションをご紹介します。

バルコニーと窓から感じられる風通しのよさと日差しの温かさを感じられる間取りに。
壁の圧迫感を減らし、採光して玄関まで光を送り込むこともできるメリットがいっぱいの内窓を採用しました。

壁と窓枠の塗装・キッチンのタイルなどは、ご夫婦のDIYで仕上げられています。
とくに思い入れのある壁の塗り替えは、熱のこもらない塗れる壁紙に理想のグレーをご夫婦がペイント！

お二人が描いたイメージと雰囲気に合わせ、プロとしての提案をかけ合わせた、DIY×リノベーションハウスが完成しました。

毎日を過ごす住まいだから、快適に過ごせる「自分好み」の家で暮らしたいですよね。
リノベーションは毎日の暮らしがもっとすてきになる選択肢です。QUMAと「あなたらしい暮らし」を考えてみませんか？

インスタグラムでリノベーションのビフォーアフターも紹介しています。好みや暮らしやすさのアイデア収集に最適です！
個別相談を実施していますので、お気軽にご利用ください！