トップページ コラム リノベーションやDIYでお気に入りの壁に!費用や注意点・事例を紹介

リノベーションやDIYでお気に入りの壁に!費用や注意点・事例を紹介

お部屋の雰囲気を変えたいときに、有効なのが「面積の広い壁を変える」こと。最近はさまざまな壁紙が手軽に手に入るようになっており、自分でDIYする方もたくさんいらっしゃいます。そんな壁リノベーションについて、自分でできるDIYからプロに依頼したときとの違い、費用や注意点ついて、QUMAでの事例も交えてご紹介していきます。

目次

自分でできる壁のDIY


壁のDIYにはさまざまな方法がありますが、もっともポピュラーなのは壁材を一新する方法。DIYできる壁材の種類も多くあり、それぞれ特徴をご紹介します。

壁紙張り替え(ビニール・紙など)



壁紙【ビニールクロス】
ビニールクロスとは、表面に塩化ビニール樹脂、裏面に紙を使用した壁紙のことをさします。日本の住宅で最も使用されている定番の壁紙で、プリントやエンボス加工などが行いやすく安価でデザインも豊富です。

防水・防カビなどの機能性を持ったものもありますが、耐用年数は10〜15年程度であること、ビニールでできているため調湿機能がないなどのデメリットもあります。

壁紙【紙クロス】
パルプなどを原料にした紙クロス。華やかな色合いや柄も豊富なのが特徴です。和紙のクロスは質感を楽しむだけでなく、消音効果や湿気を吸収してくれる効果もあります。

擦れや水、油にも弱くデリケートなため施工するには技術が必要です。ポイント的に使用するか、大きく使いたい場合は施工を依頼すると仕上がりもキレイです。

塗り壁(塗料・漆喰など)



塗り壁【塗料】
壁のDIYは、塗り壁で仕上げる方法もあります。ペンキなどの塗装は、自分で色を混ぜてお気に入りの色をつくれるという利点も。耐水性・耐候性などの機能面でも優れており、塗り替えや補修が簡単、廃材が出ないのもペンキ塗料の魅力です。

塗り壁【漆喰】
漆喰とは、消石灰(水酸化カルシウム)に砂と糊を混ぜたもので、お城や蔵などの壁に多く使われている伝統的な塗料。質感がオシャレで人気のある塗り壁です。

防火性・遮熱性もあり、万が一燃えても有害物質が発生しないので、安全性が高く安心ですね。呼吸性・調湿性にも優れ、経年劣化しにくいという強みがあります。

漆喰塗りにはさまざまな手法があり、職人の腕によって自由に模様を作ることができます。上品で温かみのある質感が魅力です。
一方でひび割れが発生しやすいため、近年ではボンドが混ざった商品など、古来の本漆喰と異なるものもあるため注意が必要です。

さまざまな壁DIYの方法がありますが、キレイな仕上がりには熟練の技術を要するものも多いため、仕上がりを重視する場合には施工を依頼することをおすすめします。また、施工業者であれば、具体的な方法が分からない場合でも、希望のお部屋のイメージに合わせて予算に合わせて相談できる点も魅力ですね。

部屋が見違える!壁リノベーションのアイデア


壁紙を一新する以外にも、壁リノベーションならではのお部屋を快適にするアイデアがあるのでご紹介します。壁の仕上がり面だけでなく、壁自体を変えるというアイデアでリノベーションの可能性は広がります。

壁をなくす


元々あった壁を撤去することで、間取り変更が可能になります。空間に広がりが出て、広々とした空間にすることができます。ただし、壁の中に電気配線などがある場合もあるので専門の業者と相談して行うと安心です。

キッチンと居室の壁を取りのぞいて広々としたLDKを作ったり、リビングと子ども部屋を一続きの空間にしたり。家族の暮らし方によって広々と空間を使うことができます。

壁を新しくつくる


新しく壁を作り空間を仕切り、間取りを変更する方法もあります。例えば、小さい頃はきょうだいで一緒に使っていた子ども部屋を個室にする、リモートワーク用に書斎を作りたいなど、新たな用途によって空間を作ることができます。高さを調整することで繋がりを感じる空間にすることもできます。

有孔ボードや造作棚で壁をデコレーション


有孔ボードや造作棚を利用して壁にすることもできます。壁といっても、必ずしも完全に空間を分ける壁にする必要もありません。自由な発想で壁をデコレーションすることで、オリジナルでオシャレな使いやすい壁を作ってみましょう。

壁をリノベーションする際の費用相場


壁のリノベーション方法も色々な種類があることがお分かりいただけたと思います。
実際にリノベーションする際にはその費用も気になりますよね。リノベーション会社に依頼した場合、自分でDIYする場合での費用相場をみてきましょう。

リノベーション会社に依頼する場合



リノベーション会社に壁紙の張替えを依頼する場合の費用相場は、約1,000円〜1,500円/1平方メートルあたりといわれています。ただし、壁にへこみや傷などがある場合には、補修代として1箇所、1万円〜2万円ほどかかることもあるので事前に確認しましょう。

その他にも、リノベーション会社では廃材の処分費などの費用がかかり、8帖(約35平方メートル)の部屋であれば、10万円〜15万円ほどが相場の費用となります。

壁を撤去する場合は、既存部分を守るための養生や壁の解体、廃材を回収する作業が発生します。
天井や床部分の補修も必要となり、その費用は25〜40万ほど。

壁を新設する場合は、壁の高さや仕様にもよりますが、10〜20万ほどで作ることができます。

自分でDIYする場合



自分でDIYする場合は、費用は材料費、工具代のみで済むためリノベーション会社に依頼する場合の約1/3の価格でできるといわれています。

どんなDIYリフォームを行うかによっても価格には差がありますが、例えば自分で壁紙を購入してDIYするのであれば、1平方メートルあたり300円〜1,000円ほど。 8帖の部屋であれば単純に1万〜3万5000円、必要な工具などを揃えたとしても価格を抑えることができます。

壁紙の張り替えや塗り替えでも2万円以内で済むことも多く、マスキングテープやウォールステッカーを貼るだけならば数千円程度となるでしょう。

壁をリノベーション・DIYする際の注意点


壁のリノベーション方法は多岐にわたりますが、すべての方法がどの壁にも行える訳ではありません。建物の構造によって支えになっている壁は撤去できなかったり、壁の中に配線があったりなど、表面に採用できる素材が限定されることもあります。

壁をリノベーションすると、新たにコンセントや照明が必要になるケースもあるので、施工を依頼する場合も事前によく確認することが大切です。
ご自身でDIYする際には、壁のサイズに合わせてカットしたり柄合わせたりなど、実際に行ってみると想像していたよりも技術を要することもあります。思ったような仕上がりにならないリスクも含めてどのような方法がいいかじっくり検討してみてください。

おしゃれで使い勝手のよい壁リノベーションの事例


ここからは、実際にQUMAでお手伝いしたオシャレで使い勝手のよい壁リノベーションの事例をご紹介します。

壁材を一新した【N様邸】



中古のマンションを購入された後に、住みながら壁紙を張り替えるなどのプチリノベーションを行っていたN様。実際に住んでから、ご自身の暮らしに合わせて水回りや壁のリノベーションを行いました。各部屋に合わせて選ばれたカラフルな壁がとてもオシャレですね。

壁をなくして内窓付きの壁で広々空間の【H様邸】


木で造作した室内窓

リビングの居心地のよさを一番に考えたH様。リビングと寝室をつなぎ、それぞれを広々と感じさせてくれる内窓付きの壁を選ばれました。寝室側の窓辺にはベビーベッドを配置。リビングに居ながらもお子さんの様子がよく確認できて、安心して暮らせると機能面でもご満足いただけました。

暮らしに合わせて壁をつくった【H様邸】



ご自身の暮らしに合わせてキッチン横に寝室スペースを新設。3帖とミニマムな空間ながら、暮らしに合わせた作りなので、すべてがぴったりと収まり使い勝手もよいそうです。
ブルックリン調のオシャレで落ち着いた空間になっています。

壁をデコレーションした【F様邸】


あらゆるスイッチやリモコンが一箇所にまとまっている。

壁や扉で空間をきっちり区切るだけではなく、ゆるやかに、余裕・余白をもたせて設計すると空間がぐっとおしゃれに。F様は玄関すぐの壁をアール壁にしたことで空間に柔らかい雰囲気が生まれ、玄関からリビングまでが、それぞれ独立性を持ちつつ自然に繋がる空間となっています。

また、土間は有孔ボードを壁として利用することで、好きな場所にフックをかけ収納できるオリジナルの壁を作りました。

壁のリノベーションならQUMAへ!

壁をリノベーションすることで空間がとてもおしゃれに生まれ変わりますね。壁のリノベーションは方法も素材も多種多様。あなたにとって最適な壁のリノベ方法をじっくり考えてみてくださいね。

QUMAでは、ご希望の空間に最適な方法を予算に合わせてご提案いたします。一緒にDIYをすることも可能ですので、ぜひ問い合わせページからお気軽にご相談ください。

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リノベに向いた中古マンション・戸建の物件探しや資金計画などのご相談や、現在所有中の物件のリノベーションなど、何も決まっていない方も歓迎しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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