おしゃれな玄関にする３つのヒント。こだわりの実例もご紹介！

日本文化は、室内では靴を脱ぐため、玄関は「靴の脱ぎ履きをする場所」であり靴を収納しておく場所でもあります。そのため、素敵な玄関を作るためには、靴の収納がとても大切なポイントになります。
せっかくおしゃれな装飾をした玄関でも、靴がたくさん置いてあるとその雰囲気は台無しになってしまいます。おしゃれな玄関を作るコツは、「できるだけ靴のないすっきりとした空間の玄関」を目指すことともいえます。
玄関では、下駄箱やシューズクローゼットなどの収納がとても大切です。
靴以外にも、傘や鍵、子どもの外遊びのおもちゃ、ベビーカーなどがスッキリ片づけられるような収納を備えた玄関が理想でしょう。
片付いているだけで、おしゃれな玄関の一歩は踏み出せていると言っても過言ではありません。まずは、何を玄関に置きたいのか、どんな物がしまえたらいいのかを考えてみると良いでしょう。

マンションなどのコンパクトな玄関では、狭い空間にいろいろと飾り立ててしまうと片付いていない印象になってしまいがちです。
すっきりしたミニマムな空間もスタイルに合うのなら良いですが、インテリアに合う雑貨などを飾る方が素敵な場合もあります。玄関に何か装飾した場合は、飾るものは厳選して、一番目立つ場所１箇所だけにまとめるのがおすすめです。
飾るものは、もちろんインテリアのテイストに合った上質なものにしましょう。
また、使い勝手の点からも玄関のミラーの設置はおすすめです。
お出かけ前に身だしなみのチェックができるだけでなく、鏡の写り込みで、空間を広くみせる効果も期待できます。
ミラーを選ぶ際には、インテリアスタイルに合ったデザインのものを選びましょう。
他には、花瓶に生けた花や植物もおすすめです。
樹形に特徴のある大きめの枝物でも、小ぶりの花瓶に生けられた少しのお花でも、玄関に華やかな雰囲気を作ってくれます。生花を飾ることで季節感も感じることができ、心地よい空間になります。

また、おしゃれなだけでなく実際に使いやすい玄関とするためには、ご自身の暮らしに合った作りにすることが大切です。玄関にあると便利な物としては、家族用玄関、土間、手洗い場などがあります。

自転車やゴルフセット、キャンプ用品、子どもの外遊び用のおもちゃやベビーカーなど玄関に置きたいものがたくさんある方には、土間を作ることもおすすめです。土間スペースを作ることで、しっかりとそのものの置き場所が決まっていると、すっきりとした使いやすい空間になります。土間があれば、何か買い置きした際や荷物を受け取った際の一時置き場としても活躍してくれるので、とても便利です。

また、玄関の上がり框（かまち）も印象を変える大きなポイントになります。框とは、靴を脱ぐ段差についている横木のことで、上がり框とも呼ばれます。
そしてこの上がり框の作り方はさまざまで、素材や高さ、デザインを色々と変えることができます！おしゃれな玄関を目指す場合、上がり框の作りに注目してみるのも楽しいですよ。

そして、玄関の印象を変えるヒントとしては、玄関から繋がるドアや壁に室内窓をつけ、という方法もあります。玄関が明るくなり空間を広く見せる効果もあります。窓の付け方で雰囲気を変えることもでき、おしゃれなアクセントになります。

それでは、QUMAで実際にお手伝いしたおしゃれな玄関の実例をご紹介していきます。
それぞれ個性のあるお住まいで、どの玄関もとてもおしゃれで必見です。

お持ちの荷物に合わせた土間収納を作っているので、ゴルフバッグもすっきり収まった広々とした玄関。ご夫婦お二人住まいですが、靴も十分に置くことができます。帰ってきてすぐに手を洗えるように、玄関からすぐに洗面所を設置しました。住む方の暮らしに合わせた玄関です。

お施主様の旦那様が絶対にほしいとこだわった、ロードバイクが収納可能な土間収納。
雨風に当たらず、駐輪場へ行き来することもなく、盗難の心配もないため、玄関先に自転車を置いておけるスペースをつくると安心です。
可動式の棚の上にロードバイク用のフックを付けることで、賢く空間を利用しながらショップの店頭ディスプレイのようなおしゃれな玄関になりました。土間奥にはコートハンガースペースも設置しました。土間にあることで、ウイルスや花粉、土汚れなどを家の中に持ち込まずに済むのでとても便利です。

お二人とも服や靴が好きで持ち物が多めの新婚ご夫婦のお施主様。生活の流れに合わせて物の収納場所を設け、とにかく「生活動線」を大切に暮らしやすさを追求しました。その結果、シューズクロークからも玄関側から入って別の扉からリビングへ抜けられる仕様にしたお住まいは、玄関を上がると自然と靴をしまう習慣ができているそう。ハンガースペースを設けることでコートなどをすぐに手に取ったりしまったりできるため、リビングのソファーに上着がたまることもない。流れていくように片付く玄関になりました。

玄関を開けてすぐ横に広々とした収納スペースが個性的なポイントのお住まい。
お施主さまの以前のお住まいでは、日常生活では使う機会のないテントや寝袋などのアウトドアグッズがクローゼットの大半を占めてしまうことに頭を悩ませていました。そこで玄関先に広々とした収納スペースを作り、物の大きさによって高さの変えられる可動式の棚を付けました。靴だけでなく趣味のアウトドアグッズが全て収まってもまだ余裕のある玄関。お友達が来た際には、このスペースにママチャリも置けたそうです！

メリハリと余白を意識したお住まい。お施主様は自分達の快適な住まいについて、色々と考え、ショールームなどに足を運び研究を重ねたそうです。そんなお施主様の個性的な玄関は、「玄関に入ったとき見える景色と第一印象を大事にしたい」というご希望から出来上がりました。片端には玉砂利を敷き詰め、入ってすぐ目に入る壁面にはニッチ(壁面をえぐって造られたくぼみ)を設けて間接照明を付けることで個性的な廊下になり、生活空間と公共空間を気持ちよくつないでくれています。

QUMAで実際にお手伝いした実例を５つご紹介してきましたが、それぞれどの玄関も個性的でおしゃれな空間になっていたと思います。実際にお住まいになる方の趣味や生活動線、お好みのテイストなどに合わせて他にはない特別な空間になっています。
QUMAでは、あなたの暮らしに合った玄関リノベーションを、一緒に考えながらご提案します。ぜひ、問い合わせページからお気軽にご相談ください。
あなたにとって快適な空間作りのお手伝いができるのを楽しみにしています。