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クリエイティブ夫婦が目をつけたのは、素材の良さでした。

リノベカフェに遊びに行ってみる☕

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心地良い暮らしの延長にある、働く環境としての部屋づくりって?

S様邸

3人暮らし

神奈川県・鷺沼

旦那様は作曲家、奥様はスタイリストとしてフリーランスで働くお二人は、家で仕事をする時間が長いライフスタイル。幼稚園に入ったばかりの娘さんと3人ぐらしです。神奈川県川崎市の鷺沼駅から近くのマンションで3LDKからリビングを広くして2LDKにするリノベーションを行いました。

フリーランスや、テレワークという働き方が増えている今、会社のオフィスへいくことなく家で仕事をする人が増えています。

そんな時代に、家という場所に求められることは何でしょうか。

集中できるようなスペースを設けること?
仕事道具をたっぷり置けること?

仕事によって違えど、快適な空間をつくると作業効率があがったり心持ちが変わったりするでしょう。

今回はクリエイティブな現場に携わるお二人がリノベーションしたお部屋の紹介です。つくったのは、些細な所作や習慣が気持ちよく行える空間。その延長線上に、“働く”環境としての心地よさを生み出しました。

 

1.

音へのこだわり

東急東横線沿いの鷺沼駅近く、3LDKの中古マンションが今回の舞台。お子様が生まれて、以前住まわれていた東京都内の部屋が手狭に感じ、賃貸物件を探しました。しかし、東京都内に2LDK以上の間取りで条件に合うマンションを見つけるのは、難しいことが発覚。購入へと話が進みました。

とはいえ、新築も中古も一般的な内装は気に入らず……。
「中古を買うならリノベをする!」という前提で物件探し。予算についても加味したところで、鷺沼エリアを中心に内見しました。ICが近くにあり、空港へもアクセスしやすいエリアです。子育ての環境も考慮しながら周辺を歩いていたとき、たまたま校庭が芝生になっている小学校を発見。「オープンな雰囲気のある学校は、自分たちと感覚が近い人たちがいるのでは?」と思ったそう。

部屋に整然と美しく並べられていたのは旦那様の最新アルバム


旦那様のお仕事は作曲家。室内で鍵盤を叩いたりギターを弾いたり、音楽を流したりと音を出せる環境が必要でした。また、録音なども考慮すると、大通り・線路沿いも条件からは外れ、静かな通りの1階、角部屋のこの部屋に決定しました。

それから、「不動産購入やリノベーションのことで心配していたことを隈なく聞いてくれたんです」とお二人も絶大な信頼を寄せていた不動産屋さんからの紹介でQumaでリノベの相談を進めることになったのです。

2.

快適な空間は気持ち良い素材選びから

もともとあった居室の壁を取り払った広々としたリビング空間。壁一面の窓からは日差しを存分に取りこみ、グレーがかった白の壁と無垢の床とも相性バツグンです。

特に目立つ仕掛けがあるわけでもなく、シンプルかつ上質で爽やかな印象。だからこそ、所々に飾った植物や、レトロ感のあるライトなどが引き立っています。

「こだわったポイントは?」という質問で、旦那様の口から真っ先に出てきたのは、無垢フローリングを敷いた床のこと。

理由をお伺いすると「占める面積が大きいから、いいものにすれば全体も良くなるかなって。あと、天然の木が好き。味になっていく劣化を楽しめるならコスパはいいはず」と、いくつもの譲れないポイントがでてくるのでした。
実際にフローリング材に裸足で乗り、足ざわりを確かめながら選んだそう。

それから、選んだ無垢の床材をベースに壁の色やドアなどを決めていくことになりました。こだわりのあった奥様がイメージしていたのは、ほんの少しグレーがかった白い壁。壁紙の選択肢の中で絶妙な色のニュアンスに合うものがなく、塗装で仕上げました

ホワイトを選んだ天井と比較するとわずかにグレーがかっていることがわかる


壁紙も塗装も双方にメリット・デメリットがあり、壁紙は商品としてパターン化されているものを貼るため、コストや時間もかかりません。
その一方で塗装はコストと時間がかかる分、もともとの壁の素材感を活かし、重厚感を出すことが可能です。そして、自分の好きな色や材料を使うことができるのが最大のメリット。黒板やホワイトボードにできる塗装などでアレンジをすることも可能なのです。

 

ご夫婦揃って料理をするということで、キッチンにはたっぷりと予算を確保。デザイン性の高いメタリックグレーのシステムキッチンを導入しました。

旦那様の仕事部屋は、リノベーションでは手をいれていません。廊下や他の居室に合わせて扉だけを変更しました。デスクトップの周りにはあらゆる配線がひかれており、ギターにピアノなど様々な楽器が並べられたスタジオになっています。

スタイリストの奥様は洋服も多いということでリビングにウォークインクローゼットを確保。リビングには2つの収納スペースがあります。塗装できるドアを使い、壁と同じ塗料で塗装することで一体感を生み出しました。
スツールに服を着せて、コーディネートの写真を送ったりと家でも作業を済ませながら働いているとのことでした。

そんな奥様がひたすら探したというのが、カーテンレール。リビングの窓はもともとの両開き形式ではなく片開きのものでポール状のものがいい!と部屋全体のバランスを考えました。

すると意外と片開き形式である程度の長さのあるものはあまり市場に出回っておらず、とことんインターネットで探し漁ったそう。ご自身でも「私は調べ魔でした!」と自負するほど。お仕事柄、「こんなもの」というイメージがあってもそれが今市場にあるのか、ありそうだけどないのか調べないとわからない…!という場面が多く「あるかもしれない状態で、ないとは言い切れない!」というマインドだったのでした。

そんなお二人のイメージ力は、Qumaのスタッフも驚くほどなのでした。

3.

Qumaとリノベの思い出語り

Quma 仕事場はきっと以前の住まいよりちょっと広くなったな、ぐらいだと思います。なので、リビングとかでリノベーションして気持ち的な変化とか。インスピレーション多く湧くとかはあったりするんでしょうか?

旦那様  ああ〜、どうだろう。そんなに大きく変わらないけれど、自分の好きな空間にいれるっていうのは気持ちいいですね。

奥様  ですね。

旦那様  一息つくときにタバコを吸うので、換気扇をつけてその近くで吸うんですね。そのときに、周りが汚れてると気持ち悪かったりして。空間が気持ちいいと、スーッと作業に戻れていいな、っていうのはありますね。

奥様 前のところだと、スペースが小さかったのでシンクや作業台の上に水切りカゴを置いて、洗いきれなかったら後にまわしたりしていて。タバコ吸うときにそれが気になったら、片付けてからになってたもんね。

旦那様 うん。新しい仕事に取り掛かろうとかっていうときだと、気持ち的にいいよね。

Quma 慣れてしまえば小さな変化のようだけど、そういった気持ち的な変化は大きいですよね。

仕事を家でされる方とかはリノベーションはいい選択なのかなー、と思います。

旦那様 単純に家にいる時間が長いですもんね。

だったら多少お金かけてでも好きな空間とか、居やすい環境にしておくのがいいとは思いますね。

音の環境でいうと、窓多くて嬉しいって今までは思ってたんです。でも、多すぎるのも音が抜けやすかったりの関係はあるので、実際住んでみてどうなのかっていうのは考えておくべきだったかも。

あとは、将来的には家とは別で事務所を構えたりすることも考えていたりしています。

Quma なるほど、家の中にスタジオではなく、別で?

旦那様  ですね。今はやっぱり楽器のプレイヤーをここに呼んでレコーディングするとかは出来ないから…。都心からは少し遠いしね。

Quma そうしたらまた、できることが増えますもんね。
奥様はなにか変わったことってありますか?

奥様 実はちょっと仕事の面ではデメリットになるんですけど、遠くなったんですよ…

わかってはいたんですけど、電車も混むし都内みたいにタクシーもすぐに来なかったりして。最近、自動車運転免許をとりにいってます。

旦那様 ウーバーも圏外なんですよね。

奥様 荷物が多くなる日はどうしようって感じで。ヒーヒー言いながら駅まで歩いて途中でTAXIひろったりとか。わかってはいたけど大変ですね。

Quma 都内での暮らしに慣れると、交通アクセスのことは気になるかもしれないですね。
関連して、もうちょっとこだわっておけばよかったなーとかありますか?

旦那様 扉と、鍵?
やっぱり扉は防音用のでよかったかも、響くんです。
あと子どもが来るので鍵が必要だね。

奥様 あそこだけでもやればよかったかもね。

旦那様 鍵いらないですって言ったじゃないですか。でもやっぱり、がーって遊びにくるんですよね(笑)
もうちょっと大きくなったらわかると思うんだけど。

Quma そうですよね。今からでも鍵は付けれると思うのでぜひ!

奥様  娘は、そういう時期だね。

奥様  あんまり変わったことをしようっていうのはなかったね

リノベっていうとリビングにはしごとか付ける!みたいな個性的な家があるなかで、私たちは、壁どうする?床どうする?っていう、そういう基礎的なところをシンプルに考えたつもりなので、後悔はないですね。

Quma つくりこみすぎないというか、素材感とかの本質的なところにこだわりましたね。

旦那様 予算との兼ね合いもあったしね。

奥様 予算がもっとあったからって何したかっていうとそんなにないけど…

わかっていてだからね、思いつかなかったとかはないかな。

Quma うんうん。決めた予算はぴしっと守って、やるやらないをしっかり決めていけたのはよかったですね。

奥様  ですね。

予算とかは最初に決めていたけど、巾木(はばき)を付けるか付けないかとか、全く事前に検討してないところで迷ったりしたんですよね。

そういう細かい所まで決めてかなきゃいけないのは始めてみないとわかんなかったかな。

Quma 巾木なんて気にすることないですもんね。

奥様 この記事をリノベを考えてる人が読むなら、はやいかなとか思わずに、建具のメーカーとか建材のショールームとかにガンガン行っておいたほうがいいなって思いますね。

必要になってから見に行くってなっても仕事のスケジュールが合わなくてすぐ行けなかったり。移転とか工事が決まる前に見といたほうがいいなって。

Quma そうですね。それこそ土日しか開けられない場合はどうしても検討が長引いてしまったり。アドバイス、有難うございます。

※「巾木」は、壁と床のぶつかる箇所に取り付ける建築材。

4.

シンプルさから生まれる多彩なアレンジ

日々成長し、変わっていくという娘さんも引っ越してしばらく経って新しい幼稚園にも慣れてきたとのこと。

今回のリノベは予算を決めて、壁や床にこだわってシンプルに今後に活かせるハコが出来上がりました。だからこそ、なにかやりたいと思ったら少しずつ変えたり加えていけたら、と話すお二人。

これからの展開について聞いてみると、天井に近い位置にスピーカーを取り付けてリビングの音環境を整えたいとのこと。上の躯体からスピーカーを吊るせば配線を隠してスタジオのような本格的でスマートな雰囲気をつくることができます。

また、1階ならではの広々としたお庭もまだまだ余白ばかり。今はミントなどを植えたりしているそう。もともと生えているバナナの木も、マンションのお庭にあるのはとてもユニーク。これからどんな風景がつくられていくのか楽しみになります。

“心地よい暮らし”の基盤が築かれる空間なら、気持ちよく働ける環境づくりが始められる。お二人の話は、そんなことを思わせてくれました。

 

旦那様による制作について

旅先で録音した“音風景”に、ピアノの即興演奏を重ねた曲を収録した「into my soundscape」

各ストリーミングサービスでも配信されています。

Apple Musicspotify 

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