共働き夫婦が今まで感じた不便をとことん解決!ゆったりキッチンと賢い収納でスマートなLDKづくり。
都内や海外での暮らしを既に経験されたのち、購入したマンションでリノベーションをしたご家族。奥様が今までの住まいで感じた不便な点をとことん解決し、スマートなLDK空間が完成しました。
共働きで子育てをする家庭が増えた今の日本社会。
家族の帰る場所であり大事な生活の基盤になる住まいにも、社会に合わせた変化が必要です。
主婦だけではなく家族全員が気持ちよく家事が行えたり、
家でちょっとした仕事もできる環境があるなど様々なことが求められます。
そんな現代の住まいにおいて、リノベーションが担うのは“いい感じの雰囲気”にすることだけではありません。今までの暮らしで不便に感じてきたことを解決し、ノンストレスで生活できるように仕組みや導線づくりをすることも、大事な役割です。
今回のリノベーションは、子育て主婦ならではの目線でLDKの導線を整えたキッチンや収納が見どころ。祐天寺で新しい暮らしをはじめたIさんご家族のお話です。
リノベ前のストーリー
ポイントをおさえて決断は早く
これまで海外も含めて3軒のお家を渡り歩いてきたというIさん家族。
夫婦共に「既存の空間でそのまま住むのは違うよね、自分たちらしい暮らしを実現するためにリノベをしよう」とリノベを前提にして物件探しを始めたそう。
新築や戸建てなど、様々な選択肢のなかで、中古マンションリノベを選んだのは、費用面と自分の希望を叶えるバランスが丁度良かったからなのだとか。
探し始めて3軒目の内見で、この部屋を見に来たその日に購入を決断しました。
「決めるのが早かったのは、こだわりたいポイントも、譲れない所もはっきりしていたから」と語る奥様。
娘さんの小学校の学区内エリアであること、夫婦共に仕事場への交通アクセスが良いことを優先し、中目黒駅から徒歩10分程度のマンションを選びました。日当たりも良く、 眺望も抜けているため人気の物件だったそう。
こだわりポイント
「ちょっと不便」を解決していくリノベ
最大のポイントとなったのは、リビングダイニングと垂直方向に配置した広々としたキッチン空間。
お料理やお菓子づくりをよくするという奥様。これまでの住まいで様々な型のキッチンを使ってきたのち、今回の形に落ち着くことになりました。
スペースを確保するために選んだのは、システムキッチンのサイズの中でも一番大きいもの。合わせて天板を取り付け、作業スペースの拡大と3つ分のゴミ箱の指定場所をつくりました。
食器も数が多く、どのぐらい収納が必要かを事前に把握してどこに何を置くか決めながら進めていきました。
少し増えてもしっかりとしまい込めるようにと、ダイニング側にはキャビネットも造作で追加。
「お箸とかコップとかをこのキャビンにしまっておくことで、ご飯をつくってる途中でも娘がスムーズに食卓の準備ができるのが良いですね」と奥様も気に入ってるご様子です。
もうひとつ注目したいのは、キッチンとダイニングの接続感です。
食卓を囲むときや、お家に人を呼んだときに奥様がキッチンにいてもダイニングの輪の中から外れることなく、作業をすることができます。
また、キッチンは玄関側からも抜けられるアイランド形式。
「家族や大人数でご飯を食べるときに、飲み物取りに行くじゃないですか。それでキッチンに立っている人の後ろを『ちょっとごめんね!』と通り抜けるのが煩わしいんですよね」というご夫婦の悩みから、Qumaスタッフより提案して実現。ご夫婦揃って力説するスマートポイントなのでした。
そして、個性的なのはキッチンとダイニングの間には一人がけほどのデスクがあること。
造作で作ってしまうことで、どうしてもリノベで動かすことができない柱部分に、教材や冊子を仕舞う扉収納や、下にはWIFIのルーターがすっぱりとハマるくぼみを確保しました。
食器用のキャビネットと同じ資材を使うことで既製品を当て込むよりも統一感がアップするおすすめのリノベポイントです。
造作したダイニングのベンチは中に収納ができる仕様で、奥様の仕事用のかばんやガジェット類がデスクとベンチのコンパクトなスペース内でまとまるように。
複数の仕事用かばんやPCなどを生活スペースであるリビングに置くとどうしても雑然としてしまう。かといって、クローゼットに閉まってわざわざ出し入れするのも面倒……。そうした、普段は気にせずとも実は手間取っていることをスムーズに行う流れができました。
子育てに仕事に、と忙しくなりがちな共働き夫婦の生活スタイルに合ったコンパクトでスマートな仕組みづくりです。
収納に関しては、LDKのテレビ裏がポイントになっています。
スノーボードやスポーツ用品、家族のあらゆるものがしまえるスペースをリビングのテレビ裏スペースにつくりました。
ピアノの指定場所をつくるためにサイズに合わせて凹ませ、すっぽり収めて存在感を出しすぎず、空間にマッチするように計算しています。
今持っているものや、これから増えそうなものを見込んでそれぞれにしっかりとスペースを作っておく。
そうすることで、リノベ後に家具を追加しても置き場所に困ることがなくなるため、部屋の統一感を持たせつつ掃除もしやすい空間を保つことが可能になります。
リノベーションは、そこに住む人それぞれに合わせたサイズ感で、生活の流れや導線を整える解決策にもなりうるのです。
思い出話
Qumaとリノベトーク
Quma 相談中は、ピアノの寸法を計算したり「ここにこれを入れたい」っていうのが明確だったので、それに合わせていったのが印象的でしたね。
旦那様 冷蔵庫・洗濯機とか、大きなタイプのものを既に持っていたし、後から買い足すものも明確だったんですよね。
Quma なので、何でも決まるのがけっこう早かったですね、決断力がすごかった。
イメージも共有できていたし、スムーズでした!
奥様 でもね、Qumaさんのほうも提案の仕方がうまかったんだと思います。
周囲のリノベ経験者からは、何を決めるにしても分厚いサンプルを見て選んだって聞いたことがあって、それはちょっと大変じゃないですか。
もともとこういう雰囲気・イメージでやるって最初にすり合わせていたから、
5〜10の選択肢の間で、このへんでどうですか?っていうのをもらって、この中だったらこれです、って選んでいって。
旦那様 5〜10で、でも多分Iさんの好みはこの3つのどれかですね、っていう感じだったね(笑)
奥様 こちらのやりたいこととか雰囲気を完全に理解していただいていたので、本当にストレスがなくていいねって話していて。
Quma 記事にするのがおこがましくなるぐらいの褒め言葉ですね…!(笑)
奥様 最初の頃にいくつかイメージする画像を共有していましたが、数回目の打ち合わせの際に、こちらの好みを言語化してくださったんですよね。Qumaさんに決めたのは、素人の私たちでは言葉にするのが難しかった理想をきちんと形にしていただけそうだと確信できたからでした。
Quma ありがとうございます!
Quma やっぱり、収納スペースたくさん作ったので、とっても片付いていてよかったです。
奥様 どこにこれ置こう?って悩むことがないんです。
それが生活がしやすいですね。
今までの生活と比べると、自分がこう生活したいっていうのに合わせて作ってもらったので、「もっとこうだったらいいのに」って小さなストレスが一切なく生活できているのは本当にありがたいですね。
旦那様 収納は、まだ入れられるスペースが工夫すれば沢山あるし。
収納でストレスを抱えていた過去の3つの家から考えると、本当に不満がなくなりました。
追加で買った家具もほとんどないし。個別で買ったのはテレビボードとか椅子とかだけだもんね。
奥様 だよね。ベンチとテーブルまで作ってもらってるもんね。
あと、自分の好みのイメージ通りの空間がようやくできたので、積極的に人を呼びたくなるんです!
旦那様 そうだね。結構招待したもんね。
おかげで定期的に掃除もするから、きれいな状態が保てるっていうね。
Quma 人を呼ぶと、キレイを意識するので良い循環ですねえ〜
楽しく住んでいただいているようで何よりです。
その後の暮らし
休日も平日もみんなの集まる場所に。
旦那様に住み心地を伺うと「住みやすいし、本当に快適です!」と嬉しいお言葉をいただきました。
休日には料理会や誕生日会を開いたり、平日も仕事の仲間を招いて“宅飲み”にすることもあるのだとか。「子供がいると、どちらかが仕事の飲み会行くときはどちらか帰ってくることになりますが、自宅で食事会をすれば子供も参加できるのが良いですね。どちらの職場からも近いので、それぞれの同僚をよく招いています」と楽しそうに語る奥様。
これまでお二人が感じていた沢山の「ちょっと不便だなあ」が解決し、気持ちのいい暮らしが訪れたのでした。