掃除をラクに、暮らしはカラフルに。住みこなしを後押しする水回りリノベ。
都心のなかのオアシスである新宿御苑からほど近く、落ち着きのあるエリア。購入から約4年ごしで水回りをメインにリノベをしたNさま夫妻のお部屋を紹介します。
中古マンションの購入を検討するとき、水回りの古さが気になる人も多いはず。でもフルスケルトンでリノベをするほど間取りに不満はないし……。という人は、水回りだけ一新することを考えてみてもいいかも。
特にキッチンに関しては、数十年前とは違い機能性もデザインも追求した様々な新製品が生まれています。
例えば、食洗機が埋め込まれているもの、自動調理機能のついたコンロ、調理器具の収納が最適化されたもの…。
設備をアップデートすることで、家事の時間が短縮され、もっと違うことに時間を使えるようになるでしょう。今回リノベをしたNさん夫妻も、物件購入から4年越しに水回りを一新することになり、それぞれに選りすぐりの設備を入れました。
リノベ前のストーリー
まち歩きで見つけた運命的な物件で
新宿御苑周辺エリアはターミナル駅である新宿の近くにありながらも、周辺は落ち着いた雰囲気です。
以前は新宿区内に賃貸で暮らしていたお二人。旦那様のお仕事の環境が変わったタイミングで住宅購入を考えはじめ、新築戸建てから中古マンションまで幅広く見ながら探していました。
そんな中、たまたま街歩きをしていて見つけた今回の物件。「スーパーも駅も近くて、良い雰囲気の場所だね」と言って調べたところ、たまたま角部屋が空いていたことが決め手になりました。
物件購入は今回のリノベから約4年前。購入時には和室の畳や各部屋の壁紙を張替えたりとプチリノベしました。当時も気になってはいたという水回りですが、一度に全て変えずにまずは住んでみよう、いうことに。
2年ほど住んだタイミングできっかけとなったのは、隣の物件がリノベされる様子を見たことでした。物件購入時の担当者さんから紹介を受けてQUMAでのリノベを決められました。
こだわりポイント
快適なのは、本当に自分たちに合ったものだから
もともと、水回りはキッチンの仕様が使いづらく、お風呂に換気扇がないことなどが気になっていたそう。今回は水回り機器の交換に合わせてキッチンの壁を取り払いセミオープンに、リビングの窓枠のシートなども変えて全体の雰囲気も調整しています。
リノベをすることになって「家事の時間を短くして、別のことに時間を使えるようにしたい」ということに意見が一致したお二人。リノベ前にも、ルンバ(ロボット掃除機)とドラム式洗濯乾燥機を導入したら朝の時間がとても楽になり、もっと生活を快適にできないか?と考えていたのでした。
既存のキッチンは、規模感には見合わないほどの大きなオーブンが入れてあったり、シンクがとても大きいのに作業台が狭いなど、奥様にとっては使いづらいものでした。
綿密に様々なショールームをまわって決めた新しいキッチンは、天板が半透明な素材で清潔感とおしゃれさが際だちます。念願の食洗機も据え付けにして、IHグリルはトースター機能もついたものにすることでトースターを置くスペースも節約しました。
特に選ぶのに時間をかけたのが、コンロ回りにどんな素材を採用するかということでした。タイルが好きな奥様はタイルも候補にあげつつ、機能性の高いマグネットパネルなども検討。Qumaスタッフからは、お二人の暮らしぶりや奥様との話から「掃除がしやすいかどうか」という観点で検討することを提案し、マグネットパネルにすることに。タイルは目地の凹凸が汚れやカビの原因になることもありますが、マグネットパネルは油などがはねても拭き取りやすく、清潔に保ちやすい特徴があります。
普段生活していると気づかないことも多いですが、暮らしの快適さほんの小さなことからつくられていきます。汚れが目立つデザインのものを汚れが気になる人が使えば、些細なことでもストレスになってしまいますよね。自分に合ったものをじっくり選ぶことが好きなら、リノベは良い選択肢になるでしょう。
「タイルをどうしても使いたい!」と楽しみにしていた奥様。
キッチンにもタイルを使うかどうか悩んだ末、洗面所に選びぬいた逸品を使うことに。なんとこちら、奥様が一つずつの絶妙な色味のタイルの配置図を作成し、職人さんへ伝達しました。
お風呂は換気扇が付いておらず湿気も溜まりやすかったため、配管を整えました。洗い場や壁は、凹凸があまりないものにすることで掃除のしやすさを意識しています。ご家庭ではお風呂掃除担当だという旦那様も、気に入って掃除されてるとか。
思い出話
Qumaとリノベの思い出話
Quma タイルやちょっとしたインテリアがすごくすてきです!
タイルは特にお好きなんでしょうか?
奥様 好きですね。 骨董市で大正時代のタイルなんかを集めてきたりして。昔はもっと色んなものを、自分でつくったりしていました。今もお気に入りなのは、テレビボードにタイルを貼ってコーヒーボードにしたものです!
Quma かわいい・・・!まさか既製品じゃないとは思いませんでした。
洗面台のタイルも、とてもこだわりをもって選んでいただいて、全部のポイントで粘り強くいろんな選択をしてくださってありがとうございました!
奥様うまくフォローしてくださったおかげです。
カタログもたくさん取り寄せたり、ショールームに同行していただいたり。
Quma 一緒に悩んだのも楽しかったです。相談中に気づいたら私の趣味も広がっていて…(笑)
旦那様 一時期は毎週末ショールームに通っていましたね。
Quma 一緒に行って、これにしましょう!!って後押しをさせていただきましたね。
奥様 見ていると、どれも良く思えてしまって。
この選択肢は、こういうデメリットがありますっていうのを教えてくれたのがありがたかったです。キッチンにタイルを貼ると掃除は大変、とか。
旦那様 ショールームでは良いポイントだけしか教えてくれないこともあったので、消去法的に選ぶことができたのはよかったですね。
Quma 「何でも良い!どっちでもいい!」とはならずにひとつずつ丁寧に選んでいただいたことで、どこをとってもすごく気持ちがいいようになってますよね。
施工の工事中も何度か足を運んでいただいて、リアルタイムで調整したり。
奥様 荷物取りに来る用事とかもあったので、ちょくちょく様子を見ていましたね。
本当に最後まで調整し続けてた感じでした。
Quma こうやって暮らしたい、ここに何を置きたいということが強くありましたよね。
購入と同時のフルリノベや入居前のリノベでは、夢や理想に暮らしを合わせていくことになるんです。なので実際暮らし始めたときにギャップがでてきたら改めてチューニングしないといけないというか。
でも、すでに土台を築いて暮らしてきた空間のリノベは、自分たちの暮らし方や1日の流れをいかに気持ちよく自然体に変えられるか。住みこなしのレベルが1段階高くなるような感覚だと思います。
奥様 自分の生活の導線はわかっていましたね。ここにこれが欲しい!っていうことが決まってました。電子レンジはここに置きたいからコンセントパネルはここに付ける、ということができるのはありがたいことでした。
旦那様 お風呂の給湯器パネルも、もともと足元の正面にあったけど、顔の横にもってきたとかね。
奥様 そういう些細なポイントは、住んでからわかるんですよね。
Quma あとは住んでからだと、お金をかけたり手をいれないで済むところの判断もつきやすくなりますね。
奥様 必要なものがわかっているのは大きいですよね。
Quma なので、しばらく住んでからリノベをするというのもまたひとつ良い部屋づくりにつながる段取りだなと思います!
その後の暮らし
彩りとともに軽やかな暮らしを
2020年に迎えたという愛犬の“つぶちゃん”も、明るく彩り豊かなこの部屋で過ごすのを楽しんでいるよう。
今回のリノベを経て、もっと気軽に家づくりを楽しんでいきたいと再確認したお二人。
「壁紙などは気軽に変えられるな〜と思ったので、飽きたら変えてもいいね」と奥様。明るい色使いでパターンのある壁紙を多くとりいれているからこそ、気分転換も楽しめそうです。
家事や生活が軽やかになったいま、2人と1匹の人生も軽やかに進んでいきますように。