トップページ インタビュー いつか手放す日がきても大丈夫。暮らしも壁もさわやかに仕切り直す、シンプルリノベ。
チューニング以上フルリノベ以下な調整。

いつか手放す日がきても大丈夫。暮らしも壁もさわやかに仕切り直す、シンプルリノベ。

K様邸 2人暮らし 三軒茶屋

田園都市線と世田谷線の交わる三軒茶屋。路地裏にも大都会にも通じる人気のエリアで、既存の3LDKの形は変えずに、壁位置や収納を細かくチューニングしたリノベをしたKさま夫妻。シンプルさが落ち着く部屋で、新しい暮らしが始まりました。

リノベといえば、フルスケルトンから作り直すこと……。なんて印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ですが、実際はそんなことばかりではありません。

大革命を起こさなくても、自分たちのために必要なことを見極め、選択を重ねていくことが大切です。過去の時代に作られたものから、今と未来に寄せて作り直す。小さな「寄せ」を丁寧にやれば、必ずより良い暮らしが待っています。

今回リノベをされたKさまご夫妻は、必要な選択を潔く積み重ねることができたふたり。
都心に出やすいことでも人気な三軒茶屋での暮らしを選んだ、おふたりの新しい住まいを覗いてみましょう。

リノベ前のストーリー

人気エリアで、やっとの出会い

Kさま夫妻が同居生活を始められた、三軒茶屋エリア。生活に便利なスーパーも近くにあり、都心へのアクセスもバッチリ。にぎやかすぎない雰囲気も気に入っているのだとか。

完成当時のLDK

人気エリアというだけあり、売却物件はなかなか出てこないことも。半年ほどの物件探しの中では、予算内のリノベ済みの物件とも出会いました。ところが、「せっかくならば自分で自由にできるほうがいい」と思った奥様。予算に見合い、リノベにも向いている型の3LDKに出会うことができ、今回の物件を購入することに決めました。

奥様の叔母さまは建築士としてご活動をされており、中古マンションに手を加えてお洒落にリノベをする様子を近くで見ていたといいます。また、仲の良いご友人も不動産会社で働いており、相談役となる方々の存在がありました。そんな奥様にとって、家をリノベーションすることはとても自然なことでした。

不動産会社にお勤めのご友人からQUMAを紹介していただき、ご一緒することになりました。

こだわりポイント

壁のたてなおしで暮らしを調整

全体の3LDKプランは、既存プランのままでも部屋ごとの用途が要望どおりに当てはまったため、大きな変更はありません。また、売却時にも3LDKの条件で引っかかることができることも理由のひとつでした。

まずは大きめのL字型ソファーを置く幅を確保するため、壁の位置を調整しました。そして、居室ごとに分かれていたクローゼットをひとつにしてWICを大きく確保。既存の壁の位置を建て直すようにすることで、収納と生活空間のバランスが変わり、暮らしやすさは格段に変わりました。

LDKはさっぱりと白が映え、アクセントに黒を取り入れたことで立体感もあるくつろぎの空間です。再販性を考慮する視点として、「自分の趣味を出しすぎない」ことも意識していたという奥様。どんなインテリアにも馴染むような部屋を目指しました。

隣接する居室にはガラス扉で間仕切りをつくり、開放感を演出しています。お子様が産まれても、子ども部屋の見守りもしやすい仕様です。現在は奥様のワークスペースとして利用しているそう。

キッチンからは洗面所へも通り抜けが可能なため、色味は入れずに白でまとめることに。
ガラストップを選んだのは、お料理好きの旦那様のこの家で唯一のこだわりポイントなのだとか。食洗機の据え付けも、再販性を考えて取り付けることになりました。

トイレはタンクレスのものにするなど、こだわりを持っていました。
使うことがなく、気づけばホコリが溜まるタンク上は絶対に必要がないと確信していました。また、樹脂製だと割れてしまったり、黄ばんでしまう懸念もあったため、陶器製を選びました。
それぞれの設備の耐久性も考慮して、しっかりとしたものを選ぶことで長く住み続け、いつか他の誰かの手に渡るときが来ても渡しやすいものにすることを意識していたのだとか。

洗面台の横は化粧台として、椅子がおけるようにした。ドレッサー兼洗面所として
座ってドライヤーできる。
浴室は既存ではまたぐ部分が高くなっていたため、低めに調整。

寝室はベッドだけが置けるスペースがあればいい、ということでWICを大きく確保。既存では廊下側にあった収納スペース分までを、壁を動かして寝室側のWICのスペースに割り当てました。
服がお好きだという奥様でも余裕を持って服を選んだりしまったりできるようになったのだとか。

思い出話

QUMAとリノベの思い出話

Quma 奥様は広告系のお仕事をされているとのことで、描いているイメージを形にしたり人に伝えるということが得意なのだな、と感じました。
はじめの相談で、美しくまとまった資料を見せてくださったのも印象的です。

奥様 完全に仕事の延長線上ですね(笑)
資料として並べてみないとバランスもわからなかったりして、頭の中を整理するためにつくりました。

Quma 方向性が固まっていらっしゃるな〜と。
設計の方もKさまの意図をがっちり掴んでズレがなかったようでよかったです。

奥様 購入したらローンを払いはじめるので、住み始めるまでなるべく期間が空かないようにと思っていました。

Quma さすがです!

Quma これからリノベをしようと思っている方へのアドバイスをお聞きしたいです。

奥様 やっぱり事前準備をしたほうがいいですね。
調べたり、人に聞いたり。最初にイメージを固めておくことが一番大事だな、と思いました。

Quma 迷ったときに、立ち戻る場所があるかないかで全然違いますよね。

奥様 ショールームに行くと、単体で見たらかわいいものがいっぱいあって目移りするんですよね。でも全体のバランスを見ないといけなかったりするので、そこは設計士さんとの相談で照らし合わせて決めました。

Quma そうですよね。選択肢が多いと迷ってしまうことは必ずでてくる。。。

奥様 あとは、将来的に売却の可能性があるなら、売りやすさも考慮してもいいですね。設備とかもグレード良いのをいれたりとか。

旦那様 夢がないね(笑)

奥様 (笑)

Quma ご夫婦のなかでは主に奥様が先陣をきって色々と決めていらっしゃったようですが、旦那様はお任せされていたのでしょうか?

旦那様 任せましたね。「もうちょっと考えてよ〜」と言われたりもしましたが。

奥様 やっぱり調べ物とかが大変だったりするので、そのときは一緒に調べてもらうようにお願いしました。

旦那様 あとは、ショールームに一緒に行ったよね。

奥様 私が「これもあれもかわいい!」となっている横で元のイメージに戻らせてくれたので、そこは助かりました。

Quma ご夫婦の意見をまとめるということも家族のリノベでは必要になってきますもんね。深刻なすれ違いはなかったようで、良かったです。

その後の暮らし

愛着をもって暮らせる家

新しい暮らしがはじまり、ご両親や友人を招いて楽しんでいるというKさまご夫妻。
「友達が家族連れで来て、子供たちがリビングを駆け回っていて、広くなったことを実感しましたね」と嬉しげな奥様。

旦那様は「賃貸のときより、腰をおろした感じがしていてとてもいいです。自分で買って自分たちでリノベした家のほうが愛着をもって暮らせるし、掃除への熱量もかなりあがりました」と語ります。

この先家を手放す日がきたとしても、ここで生まれた愛着や思い出がいつまでも記憶に残り続けますように。

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