生活感あふれるキッチンを“好き”でまるっと収納

「自炊はしないからキッチンはなくてもいいくらい」と仰っていたお施主さま、「ただ、将来貸すことも考えるとキッチンは設置しないわけにもいかない。でも、丸見えだと生活感が出てしまう…。」そんな悩みを解消するために天井までの高さがある造作の吊り戸を設置。可動式になっているため、キッチンをまるっと隠すことができます。

吊り戸に塗装されたオレンジはお施主さまが大好きなブランドカラーに調合。さらに、『寝室は落ち着くように少しだけ暖かい色を』『トイレや洗面台は自分だけの秘密基地のように好みの柄のある壁紙を』というように、部屋ごとの利用シーンを想像し、サンプルを合わせながら楽しく壁紙をセレクトしていきました。

築年数が経っており、古く傷んでいる部分もあったため、既存利用はせずフルリノベーションを行いました。そのため、工事もスムーズに進みました。

コストを掛けたのはやはりキッチンの造作吊り戸。天井までの高さにして見た目をすっきりさせ、クロスではなく塗装にしたりとこだわりました。その代わり料理をしないというお施主さまに合わせて、キッチン設備は価格を抑えたものを。床材も標準の塩ビタイルでコストを掛けずに仕上げています。